2018/10/17 18:40
ミシンって機械でカタカタと縫ってるだけのように見えますが、実は微調整がとっても難しいんです。
革を縫う時、お洋服とはまた違う革用のミシンを使うのですが、縫う力がとても強いです。
革の厚みによってミシンの押さえの圧を変えたり、糸の太さによってミシン目の幅を変えます。
糸が太いときは荒く縫い、糸が細いときは細かく縫うなど、強度も気にしながら決めます。
特にエナメル素材は革の表面に樹脂を乗せているため、糸目が細かいとこのエナメル樹脂が切れてしまいます。
ただミシン目が粗すぎると雑な作りの印象になるので、見た目と強度のぎりぎりを狙います。
革にミシン針を刺すと、穴がしっかりと開いてしまうため、やり直しがとても難しく手間が相当かかります。
なので、細心の注意を払い、丁寧に縫っていきます。
万が一ミスで針穴が残ってしまったら、残念ながら商品にはなりません。
その代わり、ミシンがとてもきれいに縫えるとテンションが上がります。
職人の一言
「中途半端な気持ちでミシンを踏んだら失敗する」
声をかける時はミシンが終わってから、が鉄則です。
なにも考えず話かける時もありますが、基本は無視されます。
綺麗な商品を作るためにはそのくらいがちょうどいいです。
Rednu レドゥー
シューループで楽しいお出かけになりますように。